人間ドック・健診
当院の人間ドックの紹介
祝祭日を除く月曜日から金曜日まで行っています。検査は内容により専門医が担当致します。皆様の健康管理にぜひご利用ください。万一病気が認められた場合には、当院各科と連携して治療を受けられます。
新型コロナウイルス感染症状況下での注意事項
■人間ドック検査当日から過去14日以内に下記の1)-3)に当てはまる方は、人間ドックを受けることができません。
その際には、必ず、健診センターにご連絡ください。直接、来院しないようにお願い申し上げます。
1)発熱、上気道炎症状(感冒様症状)が認められた方および何らかの症状があり、新型コロナウイルス感染症が否定できない方、体調不良の方
2)新型コロナウイルス感染症患者(疑いも含む)の濃厚接触者に該当する方
3)海外より帰国された方
■突然の一部検査の中止や人間ドック業務自体の中止の可能性もございます。
ご了承ください。
予約受付方法について
検査希望月の3か月前より予約を健診センター窓口または電話にて承ります。
(例)10月1日に受診される方は、7月1日より受付しております。
- 窓口での予約は手術検査棟3階健診センター受付にて承ります。
平日(祝祭日を除く)9:00~16:00まで受付けしておりますので、お申し出ください。 - 電話での予約は平日(祝祭日を除く)13:00~16:00まで受付けしております。
【電話番号:03(3411)0111(内線:5120 )健診センター受付】
※当院に受診されたことのある方は、窓口での予約の際に診察券をご持参ください。
電話予約の際は、診察券のカルテ番号をお教え願います。
予約を申し込みされた方へ
- 書類を郵送いたします。書類をよくお読みの上ご受診ください。お時間を確認のうえ遅れることのない様ご来院ください。
- 予約の取り消しや検査日の変更のご連絡は、予約日の2週間前までにご連絡ください。
- ご本人の都合または医師の判断により実施しない検査があっても、料金の変更はございませんのでご了承ください。
- 当日のお支払いに関しましては、現金以外にクレジットカードやデビッドカードでも可能です。
人間ドックのコース
下記の5種類のコースがあります。半日コースが一般的なコースですが、それ以外にも4種類のコースがございます。ご検討の上、お申し込みください。
1)半日コース、2)動脈硬化ドック、3)シルバーコース、4)脳ドック、5)PET-CT検査
1) 半日コース
当院の人間ドックの基本的なコースです。
皆様の疾病予防、がんなどの疾患の早期発見、健康増進にお役立てください。
半日コースはご希望でオプションをつけていただくことが可能です。
オプションには、上部消化管内視鏡検査(胃透視検査からの変更)、肺がん検診検査(胸部X線検査からの変更)、乳房検診、婦人科検診、腫瘍マーカー、脳MRI/MRA検査などがございます(検査の内容の詳細は下記に記載してあります)。
ご検討の上、お申し込みください。
*新型コロナウイルス感染症拡大のため、2020年11月現在、呼吸器機能検査は中止させていただいております。そのため、呼吸機能検査の料金はご返却しております。
腫瘍マーカー検査の注意事項
- 腫瘍マーカーは良性の場合でも高値になることがあったり、早期のがんの場合は異常値にならないといったケースもあります。従って腫瘍マーカーだけではがんの診断はできませんので、他の検査(レントゲン、CTスキャン、尿、便、内視鏡検査等)と併せて総合的に診ることが必要です。
- 女性はCA-125の検査項目が人間ドックの健診内容に含まれておりますので、CA-125の検査項目分の料金を差し引いています。
- 複数の腫瘍マーカー検査をご希望される場合は、重複する検査項目については1項目分の料金となります。
- 複数の腫瘍マーカー検査をご希望される場合の料金計算については、健診センターまでお尋ねください。
2) 動脈硬化ドック
動脈硬化ドックでは採血等の検査後に昼食をとっていただきます(動脈硬化ドックには昼食も料金に含まれています)。そして午後より動脈硬化・循環器専門医が結果説明を行い、管理栄養士が食生活診断と食事指導を行います。
動脈硬化やメタボリック症候群が気になる方は一度受診をお勧めします。
動脈硬化ドックの特徴
近年、食生活の欧米化から心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患が増えています。動脈硬化ドックでは採血に加えて、非侵襲的検査である血圧脈波検査と頸動脈エコーから動脈硬化の程度を調べます。
血圧脈波検査では血管の硬化度から血管年齢と下肢の動脈の詰まりをチェックし、頸動脈エコー(超音波検査)では頸動脈の壁厚とプラークと呼ばれる動脈硬化病変の有無を検査します。採血では通常の総コレステロールや悪玉のLDLコレステロール、善玉のHDLコレステロール濃度に加えて、動脈硬化と密接な関係のある悪玉の酸化LDL濃度や高密度小粒子LDL濃度などを測定し、動脈硬化になりやすいからだの状態かを評価します。血中のビタミンCやビタミンE濃度も測定し、ビタミン摂取量が十分かどうかも判定します。
InBody装置は体脂肪量と骨格筋量を測定します。さらにご記入していただく食習慣調査票と3日間の食事記録を元に管理栄養士が食生活診断表を作成します。
血圧脈波検査: 血管の硬化度(血管年齢)と下肢動脈の詰りを評価します。
頸動脈エコー:頸動脈の壁厚とプラークと呼ばれる動脈硬化病変の有無を検査し、左が正常例、右がプラーク例です。
InBody装置:体脂肪量と骨格筋量を測定します。
3) シルバーコース
80才以上の高齢者向けのコースになります。負担の多い胃透視、胃内視鏡と女性の婦人科診察を中止し、CT検査で胸部・腹部・骨盤の撮影を行います。
*新型コロナウイルス感染症拡大のため、2020年11月現在、呼吸器機能検査は中止させていただいております。そのため、呼吸機能検査の料金はご返却しております。
腫瘍マーカー検査の注意事項
- 腫瘍マーカーは良性の場合でも高値になることがあったり、早期のがんの場合は異常値にならないといったケースもあります。従って腫瘍マーカーだけではがんの診断はできませんので、他の検査(レントゲン、CTスキャン、尿、便、内視鏡検査等)と併せて総合的に診ることが必要です。
- 女性はCA-125の検査項目が人間ドックの健診内容に含まれておりますので、CA-125の検査項目分の料金を差し引いています。
- 複数の腫瘍マーカー検査をご希望される場合は、重複する検査項目については1項目分の料金となります。
- 複数の腫瘍マーカー検査をご希望される場合の料金計算については、健診センターまでお尋ねください。
- 下記に該当する方は検査を受けられないことがございます。ご了承ください。
電話または窓口にて必ずご確認ください。- 心臓ペースメーカーなど体内に金属(磁性体)を埋め込んでいる方
- 現在妊娠中の方又は妊娠している可能性のある方
- 極度の閉所恐怖症の方
- これまでに開頭手術を受けたことのある方
- 検査前の準備
下記の物品類は、医療機器が故障したり検査に影響したりすることがあるので、検査当日お持ちにならないか、検査前に必ず取り外しておいてください。- 金属類:時計、眼鏡、ライター、ヘアピン、鍵、アクセサリー類など
- 磁気カード:キャッシュカード、クレジットカード、テレホンカード、定期券など
- その他:取り外しのできる義歯、補聴器、ベルト、カイロ、エレキバン、金属の付いた下着など
- 化粧品(アイシャドウ等)の中には金属を含んでいるものがありますので検査前に落としておいてください。
- コンタクトレンズは外していただくので必ず容器をご持参ください。
- 現在妊娠中の方又はその疑いのある方
- 極度の閉所恐怖症の方
- 糖尿病の可能性があり特に検査当日の空腹時血糖値が200mg/dlを超える方糖尿病の方などで、検査当日の空腹時血糖が200mg/dlを超える方は検査ができなかったり、検査結果の信頼度が著しく低下する場合がありますので、事前に必ずご相談ください。
4) 脳ドック
頭部頸部を含むMRI、MRA検査(撮影時間は30分程度)を行い、後日(火曜日午後)その結果をふまえて脳外科医、神経内科医が面接を行います。なお全員の方に画像はCD-ROMに記録してお渡しいたします。
注意事項
5) PET-CT検査(毎日1名)
PET-CT撮影を行い、後日その結果をふまえて放射線科医師が画像をお見せしながら説明を行います。
画像はCD-ROMに記録してお渡しいたします。
PET-CTの特徴
当院のPET健診はPET-CT装置を使って、がん細胞が正常細胞に比べて、多くのブドウ糖を細胞内に取り込む性質を利用し、ブドウ糖が多く集まっている場所から「がん」を発見する方法です。PETーCT装置とはPETとCTが一体となったもので、一度の撮影でPETとCTの両方の画像が得られます。PET単独の装置に比べてCTの形態情報をあわせた画像が得られより明確に病変部位の範囲や診断ができるものです。PETには多くのメリットがあり、たとえば、がんのPET検査は全身を一度に撮影するので「がん」の転移や再発の場所を調べるのに大変役立つものです。この検査では、F-18-FDGというごく少量の放射線物質を含んだ検査用ブドウ糖類似薬を静脈に注射します。その後全身の臓器・組織に集まる様子を撮影して、悪性腫瘍や炎症の有無・範囲などを調べます。一般的にがん細胞は、正常細胞に比べて多くのブドウ糖を細胞内に取り込んで消費します。この性質を利用してブドウ糖が多く集まる「がん」を検出します。通常開始から終了まで2時間前後(注射後約1時間の安静後、約30分の撮影)を予定していますが、種々の事情により延長する場合がありますので、ご了承願います。診断精度について、PET-CT検査は革新的な「がん」の検査法ですが、完璧と言うわけではありません。例えば炎症性疾患、甲状腺腫瘍ポリープなどの良性疾患にも「薬」の集積が認められる場合もあります。悪性度の低いがんや一部がん化しているなど、がん細胞の占める割合の少ない腫瘍では検出されない可能性があります。また、臓器の生理的な機能によって正常でも薬が集まる場合があります。このような場合に原因を確かめるために別途検査をお勧めすることがあります。一部に早期発見が困難ながんもあります、発見しにくいがんとは、膀胱・尿管のがん、腎臓がん、胆のうがん、胆管がん、肝細胞がん、十二指腸がん、小腸がん、前立腺がん、(全ての臓器の)微小ながんなどです。PET-CT検査に使用するお薬(FDG)と被ばくについて、先程述べましたがこの検査で静脈に注射する「薬」は、ブドウ糖誘導体にごく少量の放射線物質を標識したものでF-18-FDGと言います。この薬(FDG)は、PET-CT検査では広く使用されており、現在まで、重篤な副作用の報告はありません、放射能を持つ「薬」であることから少量の放射線被ばくを受けますが、その値は胃透視1回分程度です。CTを同時に行うとCT検査分の放射線被ばくが加わります。最大限、胃透視2~3回程度です。これによる将来にわたって起こりうる放射線障害を心配する必要はありません。
PET-CT検査の料金のお支払いと注意事項
料金のお支払いは事前説明時に50,600円、検査終了後に81,400円を外来棟1階会計窓口にてお支払いください。
※PET-CT検査に使用する検査薬は、半減期(寿命)が短いのが特徴です。そのため、予め受診される方お一人お一人の受診日時に合わせて専用の薬剤を用意します。そのため検査薬剤費用の50,600円は事前説明日のお支払いとさせていただき、PET-CT検査終了後に残りの81,400円を外来棟1階会計窓口で支払っていただきますので、予めご了承ください。
なお、検査日時の変更をご希望の場合は必ず検査実施日の2日前の15時、その日が「土日・祝日・年末年始(以下「休日等」という)」に当たる場合は、休日等の前日15時までにご連絡ください。前述の時間以降のキャンセルはご遠慮ください。検査時刻に遅れると検査ができない場合があります。前述の時間以降のキャンセルや予定時間を大幅に(30分以上)遅れたために検査が実施できない場合、検査薬剤費用の返金に応じかねますので、ご了承ください。
また下記に該当する方は検査を受けられませんので、ご了承ください。