糖尿病・内分泌内科

外来担当医表

診療科 初診/再診 診察時間
内分泌代謝   午前 岩瀬     岩瀬 岩瀬
午後          

◇印は副院長
〇印は医長

概念・基本方針

内分泌内科では、糖尿病専門医2名体制で診療に従事しております。

同時に、日本糖尿病学会認定教育施設1として、新たな糖尿病専門医の育成にも力を入れております。当院で糖尿病専門医を取得するための研修開始が可能であります。

当院には、3次救急を担う急性期病院という特徴があり、地域の先生方から多くの患者さんを紹介していただき、糖尿病診療に関しても、より緊急性の高い患者さんの診療に対応しております。

さらに、当院では糖尿病チームが活動しており、医師だけでなく、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師と協力しながら、患者さんにとって手厚いチーム医療を実践しております。

そして、当科は、医療連携にも積極的に力を入れておりまして、糖尿病の状態が落ち着いた場合には、地域の開業医さんへ積極的に逆紹介させていただいております。

※当院には、内分泌専門医と甲状腺専門医は不在のため、専門性が高い疾患と判断した際には、内分泌専門医や甲状腺専門医の在籍する病院へ紹介させていただく場合があります。

診療の特徴

内分泌内科は、外来棟1階にて、月曜日~金曜日まで外来診療を行っております。

対応している疾患は、主に、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、膵性糖尿病、ステロイド糖尿病、本態性高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、バセドウ病、甲状腺機能低下症、甲状腺腫などであります。

糖尿病に関しては、緊急性を要する場合には、入院の上、治療させていただきます。

当院では糖尿病チームが活動しており、医師だけでなく、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師と協力しながら、患者さんにとって手厚いチーム医療を実践しております。

また、これから手術や抗がん剤を予定されている方の血糖コントロールや、他科入院中である方の血糖コントロールにも対応しております。

退院後もインスリン注射が必要である方には、病棟看護師だけでなく病棟薬剤師からも手厚い指導をさせていただき、安心して自宅へ退院できるように、全力でサポートさせていただきます。

院内活動一覧

2020年度

手技・検査・手術 等 数(年間)
1 患者向け糖尿病教室(全13回/年間)←多職種と協力 うち医師担当4回
2 職員向け糖尿病勉強会(全4回/年間)←多職種と協力 うち医師担当1回

2018年度

手技・検査・手術 等 数(年間)
1 患者向け糖尿病教室(全48回/年間)←多職種と協力 うち医師担当12回
2 職員向け糖尿病勉強会(全10回/年間)←多職種と協力 うち医師担当4回

学会発表

第64回 日本糖尿病学会年次学術集会(2021年)

劇症1型糖尿病による糖尿病性ケトアシドーシスに非閉塞性腸管虚血(non-occlusive mesenteric ischemia:NOMI)を合併した1症例
山田康博,林哲朗,黒澤秀章,岩瀬恭子

第63回 日本糖尿病学会年次学術集会(2020年)

ニボルマブ使用後に発症した1型糖尿病,続発性副腎不全の1例
林哲朗,山田康博,黒澤秀章,磯部陽,岩瀬恭子

第63回 日本糖尿病学会年次学術集会(2020年)

SGLT-2阻害剤開始後にケトアシドーシスと急性壊死性食道炎を起こした1症例
山田康博,林哲朗,中里圭宏,黒澤秀章,岩瀬恭子

第62回 日本糖尿病学会年次学術集会(2019年)

2型糖尿病治療中、糖尿病ケト―シスを契機に膵サルコイドーシスが診断された1例
岩原彰秀,黒澤秀章,藤本和志,額賀重成,雪野満,安富大祐,白石淳一,岩瀬恭子

第40回 日本臨床栄養学会総会(2018年)

当院における2型糖尿病患者のセルフマネージメント、環境因子と治療成績との関連
杉田絵里那,山田康博,黒澤秀章,伊奈川愛菓,加島汀子,早坂知美,尾藤誠司

第61回 日本糖尿病学会年次学術集会(2018年)

当院におけるオマリグリプチンの使用経験
黒澤秀章,岩瀬恭子

第60回 日本糖尿病学会年次学術集会(2017年)

GAD抗体高力価陽性の妊娠糖尿病で、出産後1型糖尿病を発症したと考えられる1例
岩瀬恭子,黒澤秀章

第60回 日本糖尿病学会年次学術集会(2017年)

薬剤性過敏性症候群に1型糖尿病を合併した2例
黒澤秀章,岩瀬恭子

スタッフ紹介

人数:2名

診療科全体の医師数:2名(男性:1名、女性:1名)
うち糖尿病専門医:2名  研修指導医数:1名  糖尿病学会評議員:1名

※2017年10月より、日本糖尿病学会認定教育施設1として認定

※当院では、医師と他職種により構成される糖尿病チームが活動しており、毎週ミーティングがあり、他職種(看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師)と連携が取りやすく、糖尿病のチーム医療を実践しております。

医師名 資格
医員
岩瀬 恭子
日本内科学会 内科認定医・総合内科専門医・研修指導医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・研修指導医
日本糖尿病学会 学術評議員
緩和ケア研修 受講修了
医員
黒澤 秀章
日本内科学会 内科認定医・総合内科専門医・研修指導医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医

診療実績

2020年度 糖尿病教育入院 63名(糖尿病に関する併診221名)外来890人
2019年度 糖尿病教育入院 54名(糖尿病に関する併診215名)外来850人
2018年度 糖尿病教育入院 90名(糖尿病に関する併診150名)外来890人
2017年度 糖尿病教育入院 54名(糖尿病に関する併診164名)外来850人

2020年度

内分泌内科 入院症例
症例名 症例数(全63例/年間)
糖尿病ケトアシドーシス 5
高血糖高浸透圧症候群 5
ケトーシス 10
劇症1型糖尿病 1
1型糖尿病 1
緩徐進行1型糖尿病 2
遷延性低血糖 3
膵性糖尿病 1
2型糖尿病 35
糖尿病の重症度の内訳
症例名 症例数(全63例)
HbA1c>10% 38
HbA1c<10% 25
内分泌内科 併診症例
症例名 症例数(全221例/年間)
周術期の血糖コントール 74
血糖コントロール 68
抗癌剤(ステロイド使用あり)の際の血糖コントロール 55
ステロイド糖尿病 17
妊娠糖尿病 7

2018年度

内分泌内科 入院症例
症例名 症例数(全90例/年間)
糖尿病ケトアシドーシス 8例(うち1型糖尿病4例)
高血糖高浸透圧症候群 10例
ケトーシス 3例
劇症1型糖尿病 1例
1型糖尿病 2例
緩徐進行1型糖尿病 1例
遷延性低血糖 1例
ステロイド糖尿病 3例
2型糖尿病 61例
糖尿病の重症度の内訳
症例名 症例数 (全90例)
HbA1c>10% 43例
HbA1c<10% 47例
内分泌内科 併診症例
症例名 症例数(全150例/年間)
血糖コントロール 52例
周術期の血糖コントール 51例
抗癌剤(ステロイド使用あり)の際の血糖コントロール 23例
感染症の際の血糖コントロール 14例
ステロイド糖尿病 10例
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