PET-CT検査
MEDICAL CHECKUP
- 料金
- 132,000円
- 実施日
- 祝日を除く月曜日~金曜日 各1名 ※担当医からの説明を希望される場合:水曜日、木曜日の午後
PET-CT撮影を行い、後日その結果をふまえて放射線科医師が画像をお見せしながら説明を行います。 画像はCD-ROMに記録してお渡しいたします。
PET-CTの特徴
当院のPET健診はPET-CT装置を使って、がん細胞が正常細胞に比べて、多くのブドウ糖を細胞内に取り込む性質を利用し、ブドウ糖が多く集まっている場所から「がん」を発見する方法です。PETーCT装置とはPETとCTが一体となったもので、一度の撮影でPETとCTの両方の画像が得られます。PET単独の装置に比べてCTの形態情報をあわせた画像が得られより明確に病変部位の範囲や診断ができるものです。PETには多くのメリットがあり、たとえば、がんのPET検査は全身を一度に撮影するので「がん」の転移や再発の場所を調べるのに大変役立つものです。
この検査では、F-18-FDGというごく少量の放射線物質を含んだ検査用ブドウ糖類似薬を静脈に注射します。その後全身の臓器・組織に集まる様子を撮影して、悪性腫瘍や炎症の有無・範囲などを調べます。一般的にがん細胞は、正常細胞に比べて多くのブドウ糖を細胞内に取り込んで消費します。この性質を利用してブドウ糖が多く集まる「がん」を検出します。通常開始から終了まで2時間前後(注射後約1時間の安静後、約30分の撮影)を予定していますが、種々の事情により延長する場合がありますので、ご了承願います。
診断精度について、PET-CT検査は革新的な「がん」の検査法ですが、完璧と言うわけではありません。例えば炎症性疾患、甲状腺腫瘍ポリープなどの良性疾患にも「薬」の集積が認められる場合もあります。悪性度の低いがんや一部がん化しているなど、がん細胞の占める割合の少ない腫瘍では検出されない可能性があります。また、臓器の生理的な機能によって正常でも薬が集まる場合があります。このような場合に原因を確かめるために別途検査をお勧めすることがあります。一部に早期発見が困難ながんもあります、発見しにくいがんとは、膀胱・尿管のがん、腎臓がん、胆のうがん、胆管がん、肝細胞がん、食道がん、胃がん、十二指腸がん、小腸がん、前立腺がん、(全ての臓器の)微小ながんなどです。
PET-CT検査に使用するお薬(FDG)と被ばくについて、先程述べましたがこの検査で静脈に注射する「薬」は、ブドウ糖誘導体にごく少量の放射線物質を標識したものでF-18-FDGと言います。この薬(FDG)は、PET-CT検査では広く使用されており、現在まで、重篤な副作用の報告はありません、放射能を持つ「薬」であることから少量の放射線被ばくを受けますが、その値は胃透視1回分程度です。CTを同時に行うとCT検査分の放射線被ばくが加わります。最大限、胃透視2~3回程度です。これによる将来にわたって起こりうる放射線障害を心配する必要はありません。
料金のお支払いについて
料金のお支払いはご予約後に50,600円をお振込み、検査終了後に81,400円を外来棟1階会計窓口にてお支払いください。
※PET-CT検査に使用する検査薬は、半減期(寿命)が短いのが特徴で、予め受診される方お一人お一人の受診日時に合わせて専用の薬剤を用意します。 そのため検査薬剤費用の50,600円はご予約後にお振込みでのお支払いとさせていただき、PET-CT検査終了後に残りの81,400円を外来棟1階会計窓口で支払っていただきますので、予めご了承ください。
注意事項
検査日時の変更をご希望の場合は必ず検査実施日の2日前の15時、その日が「土日・祝日・年末年始(以下「休日等」という)」に当たる場合は、休日等の前日15時までにご連絡ください。 前述の時間以降のキャンセルはご遠慮ください。検査時刻に遅れると検査ができない場合があります。前述の時間以降のキャンセルや予定時間を大幅に(30分以上)遅れたために検査が実施できない場合、検査薬剤費用の返金に応じかねますので、ご了承ください。
検査を受けられない方
- 現在妊娠中の方又はその疑いのある方
- 極度の閉所恐怖症の方
- 糖尿病の可能性があり特に検査当日の空腹時血糖値が200mg/dlを超える方糖尿病の方などで、検査当日の空腹時血糖が200mg/dlを超える方は検査ができなかったり、検査結果の信頼度が著しく低下する場合がありますので、事前に必ずご相談ください。