特定行為研修とは

「特定行為に係る看護師の研修制度」は、チーム医療を推進し、看護師がその役割をさらに発揮するため、2014年6月に創設された研修です。2015年3月には、厚生労働省より制度の詳細が定められた省令および施行通知が発出され、指定研修機関での特定行為研修が開始されました。

 特定行為研修は、厚生労働省で定められた研修(共通科目250時間+区分別科目)を学び、臨床実習で実践力を養うことで、研修修了後は特定行為の実践と臨床推論力を活かし、チーム医療に貢献できる看護師を育成します。

指定研修機関として

東京医療センターは、2020年に指定研修機関の認定を受け、特定行為研修を開講しています。

開講区分

外科基本領域パッケージ

  • 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理関連)
  • 創傷管理管理
  • 創部ドレーン管理関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 術後疼痛管理関連

栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連(1区分)

東京医療センターで活動する特定行為研修修了者について

 東京医療センターでは、特定行為研修修了者が活動しています。

 所属する病棟での活動だけでなく、様々な医療チームのメンバーとして組織横断的に活動をしています。

包括同意のお願い

 ここでは、診療をお受けになる患者様に予めご了承いただきたい包括同意に関する事項を掲示させて頂きますので、ご一読下さい。

 特定行為の実施は、医師の指示に基づいて予め作成した手順書によって「包括的指示」のもと行う診療の補助行為を行います。当院では、外科基本領域パッケージで定められている7つの特定行為を実施します。

 ※特定行為は、厚生労働省が定める38行為がありますが、詳細は厚生労働省HPを参照下さい。

活動紹介

外科領域での活動
 一般外科医師、形成外科医師、診療看護師とともに、状態をアセスメントし、創部(皮下ドレーン)抜去や中心静脈カテーテルの抜去、直接動脈穿刺、褥瘡の処置等(血流のない壊死組織)を手順書に沿って実施します。

院内迅速対応チーム(RRT)での活動
 救命科医師、診療科看護師とともに、状態悪化の可能性が予測される患者さまの対応を行います。

術後疼痛管理チーム(APSチーム)での活動
 麻酔科医師、診療看護師とともに、全身麻酔下で手術を受け、硬膜外カテーテルを留置している患者さまの疼痛管理を行います。

クリティカル領域での活動
 救命病棟、ICU、HCUにおいて、救命科医師、診療看護師等とともに、状態をアセスメントし、直接動脈穿刺、中心静脈カテーテル抜去等を行います。
 また、総合内科医師とともに、救急外来での患者対応を行います。

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