キャリアアップへの支援
キャリアパスに基づき、多彩な成長に合わせ様々な役職や専門性に応じた研修を開催し理想の看護職へのキャリアアップを支援します。
看護職員能力開発プログラムにおけるキャリアパス体系の考え方
多彩なキャリアアップへの道
ACTyナースとして成長すると、更に目指す看護の道を極めていける道が国立病院機構にはあります。 「看護の専門性を追求したい」、「看護の質を向上させたい」等、それらを実現するために各種研修の受講などあなたの学びを支援します。
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看護実践に必要な基本的能力を習得する
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- ①根拠に基づいた看護を実践する
- ②後輩と共に学習する
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- ①個別性を重視した看護を実践する
- ②看護実践者として、後輩に支援的役割を果たせる
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- ①後輩の学習を支援する
- ②チームリーダーとしての役割行動がとれる
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専門性の発揮、管理・教育的役割モデルとなり、研究的に取り組む
スペシャリストコース |
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診療看護師(JNP) |
専門看護師 |
認定看護師 |
治験看護師 |
地域医療連携係長 |
医療安全管理係長 |
ジェネラリストコース |
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ジェネラリスト |
看護管理コース/看護教育コース | |
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実習指導者 | |
副看護師長 | 看護教員 |
看護師長 | |
教育担当看護師長 | 教員主事 |
副看護部長 | |
看護部長 | 副学校長 |
副院長 |
スペシャリスト(専門性の高い看護職):診療看護師、専門・認定看護師、治験看護師、地域医療連携室係長、医療安全係長等
特定の専門分野における看護スペシャリスト
ジェネラリスト:臨床の看護スペシャリスト
急性期から慢性期、精神医療等、どのような対象者に対しても幅広い医療・看護における知識・技術・能力を発揮できるスペシャリスト
看護管理職:副看護師長、看護師長、副看護部長、看護部長等
質の高い看護サービスの提供をマネジメントする部門・部署で専門性を発揮する
看護教育職:看護教員、助産教員、教育主事、副学校長、教育担当看護師長、実習指導者等
看護教育に携わり、未来の看護職者の人材育成において専門性を発揮する
各種研修について
特定行為研修について
- 特定行為とは
診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的知識及び技術が特に必要とされる38行為のこと。
- 当院の特定行為研修を修了した看護師
2020年度より、当院は「外科系基本領域」の指定研修機関となりました。「外科系基本領域」は今までに7名の特定行為研修修了者が、各部署で実践している。そして、後輩育成において部署内で中心的な役割を担っている。 また、38行為全てを修了した看護師(診療看護師)11名も在籍しており、救急科や麻酔科、外科、脳外科等で活躍している。
<外科系基本領域(7 行為 ※1)> | ||
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研修項目 | 各部署で実施できること | |
特定行為の実施 | 動脈採血 | 動脈血採血や採血困難例の動脈からの採血 血液培養・採血オーダー可能 |
CVC/PICCの抜去 | CVC/PICC抜去 培養オーダー可能 | |
ドレーン抜去 | 縫合閉鎖を伴わないドレーン抜去 | |
壊死組織のデブリードマン | 血流のない壊死組織の除去 自部署や院内の褥瘡回診・創傷回診への同行 | |
教育的関わり | Epiによる疼痛管理 | Epi挿入患者の除痛効果確認 有害症状確認 →必要時は麻酔科医・麻酔科診療看護師にコンサルト |
輸液による補正 | 輸液や抗菌薬について、病棟スタッフへの OJT教育 | |
抗菌薬の投与 |
※1 2022 年度より「 栄養及び水分管理に係る薬剤投与管理(持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整) 」の項目を追加した指定研修機関へ
- 特定行為研修修了者からのメッセージ
日々の看護実践の中で、医学的根拠に基づく実践や教育を行いたいと思い研修を受講しました。 研修後は、医師の指示を待つことなく、手順書を元に、患者へより最善の行為を迅速に実施できるようになりました。自部署内で医師や看護師から直接依頼されることも多くなり、徐々に行為の実施件数も増えてきました。 特定行為研修修了者として、タイムリーかつシームレスな医療・看護の提供ができるよう、メディカルチームの一員として活躍していきたいと考えています。
ステップアップ研修
病院 |
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幹部看護師候補者研修 |
厚生局・都道府県・グループ |
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実習指導者講習会 |
グループ |
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中間管理者研修 |
看護師長研修 |
副看護師長研修 |
本部 |
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幹部管理者研修 |
幹部看護師管理研修1・2・3 |
教員養成研修
都道府県・看護系大学など |
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その時代と人が求める医療に対応できる看護職の育成にかかる研修等への参加
- 各病院、国立病院機構本部、北海道東北グループ、国立看護大学校研修部など各種主催の研修参加
- 看護技術教育(病院間交流研修)
- 看護研究・学会参加(国立病院総合医学会、国立看護研究学会等)
東京医療センター開催研修について
様々な役職や専門性に応じた研修を開催しています。 自分のいる施設だけではなく、20病院のさまざまな方と出会い、情報の共有や意見交換で学びも更に深めることができます。 また、自分の看護について振り返る機会となるため新たな視点も広げられます。
- 実習指導者講習会
- 副看護師長新任研修
- 看護師長新任研修
- 副看護部長・副総看護師長研修
- 院内教育担当看護師長研修
- 新人看護教員研修/看護教員研修
- 看護管理ステップアップ研修
- 認知症ケア研修
- 医療安全対策研修Ⅰ・Ⅱ