小児科プログラム
はじめに
小児科医になろうと心に決めた研修医の先生方、当科で最初の一歩を踏み出してみませんか。将来、どんな小児科医になりたいかは人それぞれだと思います。小児科の中でも専門分野を極めたい、一般小児科医として幅広い知識を身につけたい、いずれは研究などもしてみたい、など。当科では、どんな小児科医を目指している人にとっても必要となる基礎的な臨床的知識を学び、たくさんの経験を積むことができます。
専攻医であっても初診の患者さんから慢性疾患の患者さんまで、自分の外来で診ることができます。これにより、多数のcommon disease に紛れる稀な疾患を見逃さず、自分で考え診断まで結びつける力を養うことができます。また、長期にわたり患者さんとそのご家族と直接関わることができ、生まれる瞬間からみていた子が、1歳、2歳と成長していく姿を直接見ることができます。そのような経験の一つ一つが小児科医としての土台になります。
指導医それぞれが小児科の中でもそれぞれ専門を持っていることも、当科の特長です。小児の心臓や腎臓、血液、神経、精神、遺伝、内分泌疾患については、より専門的な診療に関わることも可能です。小児科医としての基礎と、もう少し進んだ専門的知識を積極的に学びたい方は、ぜひ一緒に働きましょう。
診療科の概要
地域の中核病院の小児科として近隣のクリニックの先生方との連携もよく、紹介率は75%前後、入院患者の半数以上は紹介患者です。小児の急性疾患をはじめ、スタッフの専門領域を生かした循環器、感染症、神経、内分泌・代謝、腎臓、血液、アレルギー、精神保健・心理、臨床遺伝などの幅広い領域の指導にも十分対応しています。さらに、慶應大学病院、成育医療研究センターなどとの連携を密にして、より専門的で最新の医療を提供できる体制を整えています。周産期医療として3床のNICUを整備し、在胎30週以上の新生児を対象に診療しています。
入院患者はスタッフ・専攻医・初期研修医が受け持ち医となりチームで診療にあたり、専攻医はスタッフから指導を受けながら初期研修医の指導もしており、「学びながら教える」ことで確実に診療の力をつけられると考えています。
研究・学会活動に関しては、国立病院機構ネットワーク、慶應大学小児科や東京都立小児総合医療センターなどとの多施設共同臨床研究、新薬・ワクチン等の臨床試験・治験にも参加しています。各分野の国内外の学会における発表、学会誌・学術誌への論文投稿も積極的におこない、専門医試験に必要な論文作成もきめ細かく指導しています。
スタッフ
- スタッフ
- スタッフ(常勤医) 7名(専門医 7人)
非常勤(専門外来) 2名
- スタッフ(常勤医) 7名(専門医 7人)
- レジデント
- レジデント 2名~3名
専門研修プログラム名および全研修期間(うち東京医療センター以外での研修期間)
東京医療センター小児科専門研修プログラム 3年間
3年間のうち、6か月間は連携施設で研修できます。
- 慶應義塾大学病院小児科を6か月間
- 東邦大学医療センター大森病院新生児科3か月および聖路加国際病院小児科3か月
プログラムの特徴
- 小児急性疾患を中心に基礎から診療能力をつける
- 小児科専門医を取得するための症例を十分経験できる
- 学会発表・論文作成を積極的に指導しています
- 臨床研究・治験にも参加しています
- 女性医師も多くワークライフバランスに取り組んでいます
- 医療安全・院内感染・臨床倫理の研修が院内で受けられます
- 2023年度1名、2024年度1名
- 慶應大学小児科専攻医プログラムの専攻医1名が一緒に研修します
施設認定
- 新専門医制度小児科領域基幹施設.
- 日本小児科学会研修施設・研修支援施設
- 東京都周産期連携病院
- 新生児特別集中治療施設(NICU)
- 臨床遺伝医研修施設
連携施設
- 慶應義塾大学病院(小児科)
- 東邦大学医療センター大森病院(新生児科)
- 聖路加国際病院(小児科)
当直業務等
専攻医の当直はおおよそ平日1/週、土日・祝祭日 1-2/月行っています。当直明けの業務は午前中で終了し、午後は帰宅とする体制をとっています。
各カンファレンスの解説
| 入院症例カンファレンス | カルテを見ながら全入院患者症例の状況を全員で把握し、診断・治療についてディスカッションをおこなう |
|---|---|
| 新入院症例カンファレンス | 当日の入院患者や検査を施行した患者などについて検討する |
| 病棟カンファレンス | 医師と看護師で病棟の課題を確認、症例の情報共有を図る |
| 周産期カンファレンス | 小児科医・産科医・看護師・MSWがハイリスク妊婦・新生児についての情報を共有する |
| チームカンファレンス | スタッフ・レジデント・研修医がチームで受け持つ患者について検査や治療の方針を検討する |
研修修了後の進路
今まで研修したレジデントの進路については、それぞれ希望などを聞いて相談して決め、大学病院、小児病院、専門領域の研修病院など多岐にわたっています。
専攻医の声
Common diseaseを中心に幅広い疾患を経験することができ、様々なサブスペシャリティを持つ指導医の意見を聞きながら第一線で診療に携われるのが魅力です。専攻医1年目の4月から自分の外来があるので急性期に見ていた患者さんを外来で継続して見ることができ、急性期の管理のみならず慢性期の管理や疾病教育も身につけることができます。3年間の研修で一般小児科診療の知識、技術はかなり習得できると思いますので、まだサブスペシャリティを決めていない方はもちろん、専攻医以降のサブスペシャリティを決めている方も、まずは一般小児科を勉強するという目的でおすすめのプログラムです。
病院見学について
随時受け付けています。実際の現場をみて、直接話してみて、雰囲気を感じてください。
お待ちしています。