放射線診断科

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概要・基本方針

科長1名、スタッフ医師6名、レジデント医師8名の計15名体制で専門に分かれて診療を行い、デジタル画像診断（CT、MRI、核医学など）は全身臓器をカバーしています。インターベンショナルラジオロジー（IVR）と称される画像誘導下低侵襲診療も行っており、血管造影の技術を用いた動注療法、塞栓術、血管形成術など、CTガイド下での病変の生検やドレナージなども施行しています。
また日本専門医機構認定放射線科専門研修プログラム基幹病院として専攻医を募集しています。（詳細はホームページの採用情報をご参照ください。）

診療の特徴

画像診断部門は年々充実しCT3台(256列、80列、64列)、MRI3台(1.5T)、PET/CT(40列)1台、SPECT(ガンマカメラ)2台、Ｘ線検査において、すべてモニターによるデジタル画像診断を行っています。院内はオンラインでつながり、迅速な中央診断システムをとっています。血管造影の手技を用いた塞栓術、動注化学療法、CTガイド下穿刺生検などのインターベンショナルラジオロジー（IVR）やセンチネルシンチグラフィの実績も積んでいます。マンモグラフィ検診の認定施設であり、多数の乳がん診療を行っています。

施設認定

日本専門医機構認定放射線科専門研修プログラム基幹病院
日本医学放射線学会認定専門医総合修練機関
日本IVR学会修練認定施設
日本核医学会専門医教育病院

診療実績

2023年度の主なモダリティ別 (X線検査を除く) の検査数

検査名	検査数
CT	31,327件
MRI	8,581件
PET/CT	1,469件
その他RI検査	1,447件
消化管造影	273件

当科施行および関与の画像下治療（IVR）における手技数

2023年度で400件施行、主な内訳は以下の通り。

手技名	手技数
肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術（TACE）	14件
ラジオ波焼灼術（RFA）	5件
末梢血管内治療（EVT）	46件
上大静脈ステント留置	1件
経皮的バルーン血管形成術（POBA）	1件
IVC filter 留置、抜去	2件
経皮経肝的門脈塞栓術（PTPE）	1件
門脈圧亢進、門脈閉塞に対する治療（BRTO, PTO）	1件
経皮的胆管ドレナージ術（PTCD），胆管ステントなど	20件
副腎静脈サンプリング	5件
経皮的胆嚢ドレナージ術（PTGBD）	30件
血管内異物除去	1件
上大静脈ステント留置	1件
CTガイド下胃瘻造設	3件
大動脈ステントグラフト留置（EVAR）	21件
動静脈瘻・脈管奇形塞栓（肺、肝、四肢など）	5件
シャントPTA	30件
CT/超音波ガイド下生検	96件
CT/超音波ガイド下ドレナージ	72件
CTガイド下マーキング	4件
動脈塞栓術（消化管出血、喀血、外傷、産科出血など）	34件
リンパ管造影	2件
その他、診断などのAngio	4件
その他ドレーン造影、交換など	1件