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脳神経外科

外来担当医表

診察場所 初診/再診 診察時間
診察室1 再診 午前   田伏(1,3,5週)
山下(2,4週)
  〇林(1,3,5週)
岩間(2,4週)
診察室2 初診 午前 我那覇(地域医療・他科依頼) 岩間(初再診) 〇林(初再診) 交代制(地域医療・他科依頼) 田伏(初再診)

◇印は副院長
〇印は医長

診療の特徴

脳神経外科疾患全般(頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍)の診療を脳神経外科専門医3名、専攻医1名、専任診療看護師1名の計5名にて行っています。
区西南部唯一の三次救命救急センターが併設され、重症例中心の三次救急診療に携わっておりますが、救急外来も365日の受け入れを行っており、二次救急診療にも注力しています。
8階B病棟20床を中心に、救命センター、ICU、HCUなどの病棟で予定手術患者さんから緊急入院された重症の患者さんまで脳神経外科疾患を万遍なく治療をさせていただいております。

頭部外傷

  • 予防したり予測したりするのが難しい疾患で、脳神経外科救急疾患の多くを占めます。不慮の怪我、事故、災害に遭われた患者さんを様々な面から加療、ケアします。
  • 当院は日本脳神経外傷学会認定研修施設です。
  • 急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、脳挫傷、びまん性軸索損傷などがあります。
  • 三次救急救命センター医師と協力して開頭手術、脳圧センサー留置など迅速に対応します。
  • 転倒、頭部打撲後、1−2ヶ月して発症する軽度の麻痺や認知機能の低下の原因には、慢性硬膜下血腫の可能性があります。CTで診断が可能です。穿頭血腫ドレナージの他に神経内視鏡下洗浄術や脳血管カテーテルによる塞栓術(再発時)も行います。

脳卒中

  • 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血が主な疾患です。当院は東京消防庁により東京都脳卒中急性期医療機関Sに選定されております。発症してまもない急性期の患者さんには迅速な治療(手術、薬物)の後に速やかに脳血管疾患リハビリテーションを受けていただけるようリハビリテーション科専従医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と検討いたします。
    脳出血:血腫の量や発症日時に応じて顕微鏡下手術だけでなく、神経内視鏡による低侵襲脳内血腫除去術も実施しています。
  • 脳梗塞:脳神経内科とも協力して脳梗塞の原因を検索し、患者さんに最適な治療を提供しております。
    急性期の脳梗塞に関しては血栓溶解療法や機械的血栓回収療法を行っております。
    さらに内頸動脈狭窄症(頸動脈が細くて脳梗塞を起こすかもしれない状態)には、カテーテルによる頸動脈ステント留置術や頸動脈内膜剥離術などの予防的手術も行っております。
  • くも膜下出血:原因は脳主幹動脈(太い血管)にできた動脈瘤の破裂であり、開頭脳動脈瘤クリッピング術および脳血管内カテーテル治療による脳動脈瘤塞栓術(1997年以降、周辺の病院に比して早期から行っております)を患者さんの状態、動脈瘤の大きさ、形に応じて選択しております。
    脳ドックやたまたま撮影したMRIで発見された未破裂脳動脈瘤に関しても積極的に相談に応じております。ご年齢、健康状態、瘤の状態を十分考慮して、経過観察か治療を提案いたします(学会ガイドラインに則りご説明いたします)。
    未破裂脳動脈瘤の予防的治療方法も開頭手術かカテーテル手術ですが、近年では器具やコイルなどが進化しており、後者が多くなっております。
    フローダイバーターステントやwoven endobridgeステントによる治療も行っているので、ご相談ください(くも膜下出血に関しては「東京医療センターたより第97号」をご参照ください)。
  • 脳動静脈奇形や硬膜動静脈瘻に対しては、脳血管内カテーテル治療、開頭手術、放射線療法による集学的治療が推奨されております。これらを組み合わせた治療法を提供いたします。

脳腫瘍

  • 髄膜腫、神経膠腫、神経鞘腫、下垂体腺腫(下垂体性神経内分泌腫瘍)など良性、悪性を問わず診療しております。当院は地域がん診療拠点病院に指定されておりますので、お身体の他の臓器からの転移性脳腫瘍に関しても手術、放射線療法を行っております。
  • 手術支援ナビゲーションシステム、蛍光色素対応手術用顕微鏡、術中電気生理学的モニタリングを用いた脳腫瘍手術(「脳神経外科:脳腫瘍」ページをご参照ください)にも積極的に取り組んでおります。
  • 摘出術の適応にない症例では神経内視鏡による生検も行っております。
  • 脳腫瘍の薬物療法や放射線療法では、お身体の都合上、通院が困難な患者さんには入院での加療も可能ですので、ご相談ください。
  • 2023年から神経内視鏡下での下垂体手術も開始し、より侵襲の小さい経鼻手術で良好な成績を残しています。

そのほか

  • 正常圧水頭症:まずは診断入院(タップテスト、MRIなど)を行い、十分な検討の上、シャント術を行います(しないこともあります)。

外来診療

初診は地域連携室経由での予約をお願いします。緊急性がある場合には、地域連携室経由での電話要請でもかまいません。

治療実績

2022年 2023年 2024年 2025年
破裂脳動脈瘤 12 15 13 12
未破裂脳動脈瘤 3 6 2 4
AVM、硬膜動静脈瘻 1 2 2 2
急性硬膜外血腫 1 2 4 5
急性硬膜下血腫 15 - - -
急性硬膜下血腫+脳挫傷 - 18 16 13
慢性硬膜下血腫 45 32 52 66
シャント 10 14 4 14
破裂脳動脈瘤血管内塞栓術 5 10 12 11
未破裂脳動脈瘤血管内塞栓術 3 14 16 12
AVM、硬膜動静脈瘻血管内塞栓術 3 2 1 3
内頸動脈ステント術 2 3 5 14
脳腫瘍手術 20 29 38 25
脳内血腫除去術 12 23 15 18
手術総数(脳血管撮影を含まない) 251 298 265 281
脳血管撮影(血栓回収含む) - 86 114 142

日本脳神経外科学会 データベース事業(Japan Neurosurgical Database;JND)への参加について

スタッフ紹介

氏名
林 拓郎 (はやし たくろう)
職名
脳神経外科科長、救急診療管理部副部長
卒業年度
1995年
出身大学
慶応義塾大学卒
資格
日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳神経外傷学会認定指導医、がん治療認定医機構認定医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本DMAT隊員、東京都難病指定医、身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)、ISLSファシリテーター、日本脳神経外科認知症学会認定医
氏名
田伏 将尚 (たぶせ まさなお)
職名
副医長
卒業年度
1999年
出身大学
東京医科大学卒
資格
日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医・指導医、日本脳血管内治療学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本脳神経外科認知症学会認定医、日本頭痛学会専門医
氏名
岩間 隆史
職名
医員
卒業年度
2017年
出身大学
慶應義塾大学医学部卒
資格
日本脳神経外科学会専門医
氏名
山下 正芳
職名
医員
卒業年度
2022年
出身大学
山形大学医学部卒
氏名
非常勤医師
職名
慶應義塾大学脳神経外科
氏名
非常勤医師
職名
埼玉医科大学脳神経外科
氏名
利光 恵利子 (としみつ えりこ)
職名
診療看護師
卒業年度
2020年
出身大学
大分大学医学部看護学科卒、東京医療保健大学看護学研究科看護学専攻修士課程高度実践看護コース
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