産婦人科

最新情報最新情報

2024年04月01日
産婦人科医師紹介を更新しました。
2024年03月01日
2023年の産婦人科分娩統計、治療実績を更新しました。
2023年12月01日
2024年1月より和痛分娩の実施枠が1週間に2人から4人に増加します。和痛分娩に興味のある妊婦さんは一度外来の医師とご相談ください。
2023年03月31日
当院では非侵襲性出生前遺伝学的検査(NIPT)を希望される妊婦さんに対して、遺伝カウンセリングを行った上で検査を実施しております。
2023年03月31日
当院産婦人科では頭皮冷却装置を用いた、抗癌剤投与に伴う脱毛の予防を医療サービスとして行っております。
2022年08月25日
2022年10月より和痛分娩の実施枠が増加します。和痛分娩に興味のある妊婦さんは一度外来の医師とご相談ください。
2022年08月25日
2023年1月より初産婦さんに対する和痛分娩も開始いたします。2023年1月以降の予定日の妊婦さんで和痛分娩に興味のある患者さんは一度外来の医師とご相談ください。
2022年05月10日
2022年4月よりロボット支援下仙骨腟固定術が保険診療として実施可能となりました。

外来担当医表

診察場所 初診/再診 診察時間
診察室 初診   大木(午前) 三上 〇山下 家谷(1,3,5週) 三上
  大柴(2,4週)   大野(2,4週) 真壁
再診   〇山下   大野 三上  
家谷 真壁
安達(午後隔週)
大木  
産科   大木(午後) 家谷 真壁 大野(1,3,5週) 今井
 
 

❄初診は予約制です。
◇印は副院長
〇印は医長

概要・基本方針

当院産婦人科は、現在スタッフ5名、レジデント3-4名の体制で、不妊症を除くすべての最新の産婦人科診療に対応しています。
スタッフ一同、地域のニーズに応じられるよう、病診連携を中心に地域医療に根ざした診療を心がけています。技術や知識は当然ですが、それ以上に患者様の多様な価値観や気持ちに寄り添った診療を日々心がけています。
また日常診療以外では、平成22年に新設された東京医療保健大学東ヶ丘看護学部、助産学専門科の講師や、若手医師育成等、教育面にも力を入れています。

トピックス

産科病棟インスタグラム始めました!

診療の特徴

1.産科について

分娩実績

2023年の分娩件数は438件、内訳は経腟分娩は310件(正常分娩271件 吸引分娩39件)、帝王切開は128件(29.2%)でした。

和痛分娩

2023年は71件の和痛分娩を実施いたしました。
2024年3月現在、和痛分娩は全ての妊婦さん(経産、初産は問いません)を対象に、週4人に限定して実施しております。希望される方は早めの予約をお願いいたします。詳細は主治医の先生とご相談下さい。
和痛分娩についてはこちらをご覧ください。

妊産婦サポート

妊産婦さんを様々な角度からサポートできるように、助産師と共に常に検討を行っております。

  • 育児支援入院:産後の育児に不安のある方のために、赤ちゃんと一緒に育児の方法を学んでいただくサービスです。
  • 産後2週間健診:産後のメンタルサポートを中心としています。より手厚い妊産婦さんのサポート体制のため、周産期メンタルヘルスケアチームを発足させました。
  • 母親学級:少人数・短時間での病院での開催とWEB上でのコンテンツの配信によるハイブリッド教育を開始しております。

アメニティ

個室利用者を中心に「手ぶらでお産」プロジェクトを立ち上げ好評をいただいております。

2.婦人科悪性腫瘍について

子宮頸癌

子宮頸部上皮内病変(CIN)

レーザー蒸散術(外来手術)に力を入れています。妊娠時の早産が少ないという利点があります。2023年は93件のレーザー蒸散術を実施いたしました。毎週火曜日の午前中に治療を行っております。詳細は外来担当医にご相談下さい。

子宮頸癌Ⅰ期・Ⅱ期

子宮頸癌に対する広汎性子宮全摘では、根治性を保ちつつ神経温存による排尿機能の維持に力を入れており、良好な成績です。

子宮体癌

通常の開腹手術だけでなく、低侵襲手術(腹腔鏡手術、ロボット支援下手術)にこれまで積極的に取り組んで参りました。
2023年4月現在、厚生労働省に認可されている全ての保険診療の術式の実施が可能です。腹腔鏡下手術のエキスパート3名とロボット支援下手術のエキスパートが4名所属しており、日々手術の技術向上と安全につとめています。

卵巣癌・卵管癌・腹膜癌

  • 卵巣・卵管・腹膜癌に対する手術療法の豊富な実績があります。
  • HBOC(遺伝性乳癌卵巣癌)の遺伝相談、分子標的薬を使用可能か判定するための検査 (コンパニオン診断)も積極的に行っています。
  • BRCA遺伝子変異陽性の未発症者に対するリスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)を実施しています。一部は保険診療が可能です。

3.婦人科良性疾患について

はじめに

当院における婦人科良性疾患の手術療法は、腹腔鏡手術が過半数を占めており、2023年は開腹手術58件に対して腹腔鏡手術は244件(ロボット支援下手術37件を含む)でした。

子宮脱・膀胱脱(骨盤臓器脱)

当院では、従来の腟式手術に加え、2020年4月から腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)が、2022年4月からはロボット支援下仙骨腟固定術(RSC)が実施可能となりました。仙骨腟固定術は、下がっている骨盤内臓器をメッシュを用いて正しい位置に戻す治療法であり、患者さんの満足度が高く、再発率の低い新しい治療方法です。2023年はLSCおよびRSCを13件実施し、良好な成績を収めております。

子宮筋腫

子宮全摘出術および妊孕性温存するための筋腫核出術を実施しております。当院で筋腫核出を行っていただいた方も何人も妊娠され、分娩していただいております。
有茎性粘膜下筋腫については、子宮鏡手術を行っております。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫に対しては、卵巣を温存する卵巣嚢腫摘出術が基本ですが、40歳以上のチョコレート嚢胞(子宮内膜症性嚢胞)は、癌化防止の観点から、付属器摘出術をお勧めしております。

子宮外妊娠

子宮外妊娠に対しては、卵管摘出術あるいは卵管切開術をお勧めしておりますが、条件を満たせば薬物療法も実施いたします

診療実績

婦人科良性疾患手術成績 (CIN3 AISを含む)

腹腔鏡下手術

施術名 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
腹腔鏡下子宮全摘出術 16 43 57 50 55 72
ロボット支援下子宮全摘出術 0 2 9 12 16 28
子宮筋腫核出術 26 35 22 23 32 22
付属器切除術 55 38 57 36 64 47
卵巢囊腫摘出 61 77 53 66 63 50
リスク低減両側卵巣卵管切除術 0 0 4 5 4 4
異所性妊娠手術 10 10 12 10 8 11
腹腔鏡下仙骨膣固定術 0 0 3 9 2 2
ロボット支援下仙骨腟固定術 0 0 0 1 14 9

子宮鏡下手術

施術名 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
子宮筋腫核出術 16 17 5 20 17 19
ポリープ切除術 10 5 32 25 32 35
その他 2 0 2 2 0 0

開腹手術

施術名 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
単純子宮全摘出術 43 55 35 41 45 34
子宮筋腫核出術 21 10 7 14 6 13
付属器切除術 28 11 3 9 10 7
卵巣囊腫摘出術 0 9 1 1 2 10
帝王切開術 152 128 125 135 138 128

婦人科悪性腫瘍治療実績

子宮頚癌治療 (CIN3 AISを含む)

施術名 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
レーザー蒸散術 110 91 109 138 133 93
子宮頸部円錐切除術 23 33 20 35 57 68
腹式単純子宮全摘出術 4 1 2 3 0 0
腹腔鏡下子宮全摘出術(浸潤癌を除く) 0 5 3 11 7 2
ロボット支援下子宮全摘出術 (浸潤癌を除く) 0 0 0 4 4 0
準広汎子宮全摘出術 0 0 0 1 0 0
広汎性子宮全摘出術 3 4 10 7 9 10
放射線治療 10 26 18 13 26 25

子宮体癌治療

施術名 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
腹式子宮全摘出+両側付属器切除術 5 2 13 13 13 9
腹式子宮全摘出+両側付属器切除術+リンパ節郭清術(骨盤/傍大動脈領域郭清を含む) 9 16 10 17 14 7
広汎性子宮全摘出術 (骨盤/傍大動脈領域郭清を含む)  0 2 1 0 4 1
腹腔鏡下子宮体がん手術 (骨盤内リンパ節郭清を含む) 13 10 10 20 19 24
ロボット支援下子宮体がん手術 (骨盤内リンパ節郭清を含む) 3 11 11 19 21 15

卵巣癌治療

施術名 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
試験開腹術/審査腹腔鏡手術 1 3 6 6 3 6
卵巣癌手術(基本術式、リンパ節郭清術を含む) 21 26 40 41 30 30
リスク低減両側卵巣卵管切除術 0 0 4 5 4 4

スタッフ紹介

山下 博
氏名
山下 博 (やました ひろし)
職名
科長
卒業年度
1993年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、医学博士、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、日本ロボット外科学会、Robo-Doc Pilot 国内B級、手術支援ロボットダビンチ資格認定、母体保護法指定医
専門分野
婦人科悪性腫瘍、ロボット手術、腹腔鏡手術、産科
メッセージ
先進的な医療を取り入れながらも豊富な診療経験を通じて心の通った診療を目指しております。
大野 暁子
氏名
大野 暁子 (おおの あきこ)
職名
医員
卒業年度
2002年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、医学博士、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本がん治療認定医機構認定医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、手術支援ロボットダビンチ資格認定
専門分野
婦人科悪性腫瘍、ロボット手術、腹腔鏡手術、産科
メッセージ
特に腹腔鏡手術を得意としております。同じ女性として患者さんの心に寄り添った診療を心がけております。
栗原 みずき
氏名
栗原 みずき (くりはら みずき)
職名
医員
卒業年度
2006年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、母体保護指定医
専門分野
婦人科悪性腫瘍、腹腔鏡手術、産科
メッセージ
患者さん一人一人の思いや状況に合わせて治療方針を一緒に決めていきたいと思います。よろしくお願いします。
真壁 健
氏名
真壁 健 (まかべ たけし)
職名
医員
卒業年度
2009年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、医学博士、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、手術支援ロボットダビンチ資格認定
専門分野
婦人科腫瘍、遺伝性腫瘍、産科
メッセージ
近年、妊孕性温存療法、分子標的治療を始め、個人個人にあわせた治療の選択が増えています。婦人科腫瘍、遺伝性腫瘍を専門としてみさせていただいていますが、妊娠、更年期等、女性の生涯にわたって微力ながら健康のお手伝いをできたら幸いです。お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
家谷 佳那
氏名
家谷 佳那 (いえたに かな)
職名
医員
卒業年度
2016年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、手術支援ロボットダビンチ資格認定
専門分野
婦人科悪性腫瘍、産科
メッセージ
産科婦人科幅広い疾患を担当致します。患者さん1人1人のニーズに合わせた診療を心がけております。どうぞ宜しくお願いします。
三上 佳子
氏名
三上 佳子 (みかみ よしこ)
職名
医員(非常勤)
卒業年度
2000年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門医
専門分野
婦人科悪性腫瘍、産科
安達 将隆
氏名
安達 将隆 (あだち まさたか)
職名
医員(非常勤)
卒業年度
2008年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、医学博士、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医・指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、日本がん治療認定医機構認定医
専門分野
婦人科腫瘍、遺伝性腫瘍、女性医学
大木 慎也
氏名
大木 慎也 (おおき しんや)
職名
医員(非常勤)
卒業年度
2008年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医、医学博士、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医、日本がん治療認定医機構認定医、母体保護指定医
専門分野
婦人科悪性腫瘍、骨盤臓器脱
小林 朋代
氏名
小林 朋代 (こばやし ともよ)
職名
レジデント
卒業年度
2019年卒
資格
手術支援ロボットダビンチ資格認定
真鍋 悠歌
氏名
真鍋 悠歌 (まなべ はるか)
職名
レジデント
卒業年度
2020年卒
資格
手術支援ロボットダビンチ資格認定
石原 瑶子
氏名
石原 瑶子 (いしはら ようこ)
職名
レジデント
卒業年度
2021年卒
上田 波奈
氏名
上田 波奈 (うえだ はな)
職名
レジデント
卒業年度
2021年卒
高橋 沙里
氏名
高橋 沙里 (たかはし さり)
職名
レジデント
卒業年度
2021年卒
岩本 真乃
氏名
岩本 真乃 (いわもと まの)
職名
レジデント
卒業年度
2022年卒
木谷 恵里加
氏名
木谷 恵里加 (きたに えりか)
職名
レジデント
卒業年度
2022年卒
谷延 正啓
氏名
谷延 正啓 (たにのぶ まさひろ)
職名
レジデント
卒業年度
2022年卒
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