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シンチグラフィー検査

核医学検査とは?

核医学検査にはシンチグラフィ検査とPET/CT検査があります。ここではシンチグラフィ検査の説明を行います。PET/CT検査については別ページにご案内がありますので、ご参照ください。シンチグラフィ検査は、放射線の種類の1つであるγ(ガンマ)線を放出する少量のお薬(放射性医薬品)を静脈注射やカプセルを飲み、体内に取り込みます。すると、取り込まれた部分からγ線が放出されるため、それを専用の装置(ガンマカメラ)で計測することにより、分布を画像にする検査です。検査の種類によって、見たい部位に特異的に集まる性質を持つ放射性医薬品を使用し、臓器の形状や、その臓器の機能・代謝情報などを得ることができます。

核医学検査はラジオアイソトープ検査や頭文字をとったRI検査などと呼ばれることがあります。

当院のガンマカメラ装置

GEヘルスケア:Discovery NM830
<GEヘルスケア:Discovery NM830>

シンチグラフィ検査一覧

骨シンチグラフィ(99mTc-MDP / HMDP)

骨シンチグラフィとは?

骨シンチグラフィで使用する薬は、99mTc(テクネチウム)というアイソトープをリン酸化合物に標識し、骨の代謝や反応が盛んなところに集まる特徴があります。この性質を利用して、骨腫瘍や骨の炎症、骨折の診断が可能です。特に乳がん、肺がん、前立腺がんなど、各種のがんの治療前や治療後の経過をみる上で欠かせません。がんが骨に転移しているかどうかは、がんの治療を進めていくうえで重要な情報となります。X線検査よりも早期に、しかも患者さんの苦痛も少なく骨の異常を見つけられます。またX線検査では診断が困難なスポーツ選手の疲労骨折や、骨粗しょう症に伴う骨折の診断でも、骨シンチでの検出が可能です。

検査の流れ

薬の注射を行い、薬が全身に浸透した注射から3〜4時間後に撮像を行います。当院では、午前中に注射、午後に撮像の予定で予約をお取りしています。(場合により変更あり)
撮影時間は20〜30分程度です。撮像中は、仰向けの状態で動かずに寝て頂きます。
仰向けが難しい場合は、検査が出来ないことがあります。予め主治医にご相談ください。
また、装置と装置で体を挟む形で寝るため、閉所恐怖症の方はご注意ください。

注射後、撮像までの3〜4時間は特に食事の制限等はありません。同日に別の検査で制限がある場合は、そちらに合わせてください。
また、投与された薬は徐々に尿となって膀胱に溜まり、排泄されます。膀胱に溜まった状態で撮像すると、周りの骨の状態が分かりにくくなってしまいます。
検査直前にトイレのご案内をしますので、排尿のご協力をお願いします。

骨シンチグラフィ画像の紹介

正常画像では、全身の骨がムラなく描出されているのが分かります。それに比べて、多発骨転移画像では、肋骨や脊椎・骨盤などに黒く集積があるのが分かります。これは、骨転移している病巣部分に、放射性医薬品が集まり画像として見えています。

脳血流シンチグラフィ(99mTc-ECD / 123I-IMP)

脳血流シンチグラフィとは?

脳血流シンチグラフィで使用する薬は、99mTc-ECDと123I-IMPというお薬です。診断する内容によって、お薬を使い分けています。この検査は脳血流を評価するための検査で、脳血管障害の病態評価や認知症の診断、変性疾患の鑑別、てんかん焦点の検出などを目的に行われます。
特に、認知症の診断に多く用いられていて、MRI検査と組み合わせて検査を行うことで、診断の効率を上げています。

検査の流れ

この検査は目で光などを見ると検査結果に影響が出るため、目を閉じたり目隠しをした状態で検査を行います。
撮影台の上に寝た状態で注射を行い、薬がしっかり脳に集まっているところを撮像します。 薬の種類によって時間は多少異なりますが、検査時間は30分~1時間程度となります。
撮像中は、仰向けの状態で動かずに寝て頂きます。仰向けが難しい場合は、検査が出来ないことがあります。予め主治医にご相談ください。
また、装置と装置で頭を挟む形で寝るため、閉所恐怖症の方はご注意ください

食事の制限等はありません。また、投与された薬は徐々に尿となって膀胱に溜まり、排泄されます。検査が始まると、終わるまで動けない状態となりますので、検査前は必ずトイレをすませてください。ご協力をお願いします。

脳血流シンチグラフィ画像の紹介

正常画像では、全体的に血流(赤)がある状態が分かりますが、左中大脳動脈狭窄の画像では、左前頭葉~側頭葉にかけて集積低下(黄)しています。

負荷心筋血流シンチグラフィ(99mTc-テトロホスミン / MIBI・201Tl)

負荷心筋血流シンチグラフィとは?

心臓は血液を全身に送り出すポンプの役割をしています。この心臓を動かすためには、心臓の筋肉(心筋)に栄養をあげるための血流が必要です。心筋には冠動脈という3本の血管があり、この血管が細くなったり、つまってしまうと心筋に栄養がいかず障害が起きてしまいます。これが、狭心症や心筋梗塞という病気です。
負荷心筋シンチグラフィという検査は運動や負荷用の薬を使うことによって、狭心症や心筋梗塞が起こりやすいとされる心臓に負荷をかけた状態を作り出し、その時の心臓の状態(負荷)と安静にしている時の心臓の状態(安静)の2回検査を行い比較することで、画像の差により診断をしていきます。

検査の流れ(例:99mTc-テトロホスミン / MIBI)

※当院では薬剤による負荷で検査を行っています。検査で使用する薬の種類によって、時間や検査の順番が異なります。
午前に負荷の検査(1時間半~2時間程度)・午後に安静の検査(1時間程度)を行います。
[午前]
診察台に寝ていただき、点滴の準備・心電図・血圧の測定を行います。そして、循環器内科の医師により点滴で心臓に負荷をかけていきます。しっかりと負荷がかかったところで、放射線の薬を投与します。その後、負荷から30分程度経ったところで、撮影台に寝ていただき心臓の撮像をしていきます。
午前の撮影が終わると、飲食の制限はなくなります。他検査に影響がないことを確認し、しっかりと昼食をとりましょう。
[午後]
安静にしている状態で放射線の薬を投与します。投与から30分程度経ったところで、撮影台に寝ていただき、午前と同様に撮像をしていきます。
撮像中は仰向けで挙上した状態で、動かずに寝ていただきます。仰向けが難しい場合は、検査が出来ないことがあります。予め主治医にご相談ください。
また、装置と装置で頭を挟む形で寝るため、閉所恐怖症の方はご注意ください。

検査当日の朝食は禁食です。また、前日からカフェインの制限もありますので、検査を受ける際は説明書をしっかりとお読みください。検査が始まると、終わるまで動けない状態となりますので、検査前は必ずトイレをすませてください。ご協力をお願いします。

負荷心筋血流シンチグラフィ画像の紹介

正常画像では、全体的に血流(赤)がある状態が分かりますが、前壁中隔虚血の画像では、集積低下(黄→青)部分が多いことが分かります。

その他シンチグラフィ

  • 脳イオフルパン(ダットスキャン®)シンチグラフィ
  • 唾液腺シンチグラフィ
  • 甲状腺シンチグラフィ
  • 甲状腺摂取率
  • 副甲状腺シンチグラフィ
  • 肺血流シンチグラフィ
  • 肝シンチグラフィ
  • 肝機能シンチグラフィ
  • 肝胆道シンチグラフィ
  • 腎シンチグラフィ
  • 腎機能シンチグラフィ
  • 副腎皮質シンチグラフィ
  • 副腎髄質シンチグラフィ
  • リンパ管シンチグラフィ
  • ソマトスタチン受容体シンチグラフィ
  • センチネルリンパ節シンチグラフィ

多種多様な検査に対応しておりますので、不明な点がございましたら、核医学センターへお問い合わせください。

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