和痛分娩について

当院での和痛分娩は痛みを和らげることでいきむタイミングがご自身で分かり、より自然な形での経膣分娩ができます。
そのため、出産時の痛みの緩和・産後早期の回復が期待できることなどのメリットがあります。
当院では完全な計画分娩で、麻酔科医師の管理のもと安全に、和痛分娩を行っています。
安全面の問題から、1週間に4人に限定して行っております。
主治医と相談の上予約することができますので、妊婦健診時に主治医にご相談ください。

和痛分娩について

実施時期について

当院では完全な計画分娩で和痛分娩を実施しており、経産婦さんでは38~39週、初産婦さんでは39~40週頃に入院して頂いております。
基本的に前日に入院して頂き、入院翌日から陣痛促進剤を使用します。
子宮頸管の熟化を促すために、入院日に子宮頸管拡張処置を行う場合もあります。
計画日よりも前に破水や陣痛が発来した場合には原則通常の分娩になりますのでご注意下さい。

分娩実績について

2023年は経産婦36人、初産婦35人、合計71人に対して和痛分娩を実施いたしました。経産婦では34人(94.4%)、初産婦では28人(80%)が和痛で経腟分娩となりました。医学的な理由(妊娠高血圧症候群や分娩停止、胎児胎盤機能不全等)で帝王切開分娩となった割合は、経産婦で1人(0.56%)、初産婦で7人(20%)でした。
また、陣痛促進剤の使用を開始してから2日目までに和痛で経腟分娩となった割合は、経産婦で85%、初産婦で95%となっております。

費用について

通常の分娩費用とは別に150000円の追加料金を頂いております。
また、36週前後に和痛分娩に必要な諸検査(血液検査、心電図検査、胸部レントゲン検査)費用として約16000円の費用がかかります。

予約について

和痛分娩は、安全上の問題から1週間に4人に限定して実施しており、非常に予約が取りづらい状況となっております。
胎児心拍の確認できる6-8週には和通分娩の予約を取ることをお勧めいたしますが、ご希望に添えないこともあることはご理解ください。
またお電話での予約は受け付けておりませんので、和痛分娩をご希望の方は一度外来にご相談にいらしてください。

 

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