専門研修プログラムの詳細等

指導体制

 リウマチ膠原病内科には、科長1名、医員2名、非常勤医師1名、専修医1名(連携施設研修中)、招聘医師3名、その他2名の計10名の医師が所属しています。このうち日本リウマチ学会リウマチ指導医が7名、リウマチ専門医は9名(2024年4月現在) おり、充実の指導陣による専門指導を行う環境が整っています。
 当院は日本専門医機構リウマチ専門研修施設、日本リウマチ学会認定リウマチ教育施設に認定されています。リウマチ膠原病研修の連携施設として日本専門医機構および日本リウマチ学会の施設要件を満たしている以下の5施設があり、連携研修を行う施設や時期は連携先と協議の上で決定しています。

  • 慶應義塾大学病院 (東京都新宿区)
  • 東邦大学医療センター大橋病院 (東京都目黒区)
  • 川崎市立川崎病院 (神奈川県川崎市)
  • 北里大学病院 (神奈川県相模原市)
  • 国立病院機構相模原病院 (神奈川県相模原市)

プログラムの特色・特徴

 「深い学識と高い臨床実践力を備えた専門医の育成」に最適化されたプログラム

研修期間をどのような環境で過ごすかは一人前の医師になる上で極めて重要です。本プログラムは、初期研修修了後に4年間の研修を修了することにより、膠原病・リウマチ専門医の受験資格取得を目指します。

 リウマチ膠原病は全身に疾患が生じるため、内科全般の幅広い知識と経験が必要です。前半2年間は、当院で内科9分野および救急科を各1-2ヶ月間、選択研修を6ヶ月間行い、内科全般とリウマチ膠原病の基礎固めを行います。後半2年間は、リウマチ膠原病を中心とした研修を通じて、内科疾患全般ならび専門疾患の理解を深め、うち1年間は連携研修で経験を積み、高い実践力習得を目指します。

 本プログラムでは「専門医取得とともに将来のキャリアを見据えた基盤をしっかりと身につける」ことを修了時の目標としており、晴れて修了となった暁には一人前のリウマチ膠原病内科医として自信を持って活躍できるように指導します。

専門研修プログラムの一例

専攻医1、2年目

 当科が扱う多くの疾患は全身に症状が出現することから、内科全般と関連各科の幅広い知識が必要です。当院は内科各科、救急科の研修が充実しており、豊富な症例を経験できます。特に最初の2年間はリウマチ膠原病内科と内科各科、内科系救急診療を指導医の下で経験し、内科の基礎を固めます。

専攻医3年目

 これまで学んだことを環境の異なる連携施設で研修し、実践力を養います。連携施設は東京都と神奈川県の大学病院、総合病院の5施設です。

専修医4、5年目

 当科においてチーフレジデントとして、当科所属医、ローテーター専攻医、初期研修医、学生等を束ねながら、病棟診療の第一線で経験を積み、専門外来の初診および再診患者の診療を担当し、外来における医学的管理を段階的に経験していきます。

週間スケジュールの一例

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
病棟ラウンド
午前 病棟業務 病棟業務 病棟業務 病棟業務 初診外来
午後 病棟業務 臨床カンファレンス/
抄読会/学会予演会/
医薬品情報説明会
再診専門外来* 関節超音波外来 病棟業務
院内研修会
皮膚病理カンファレンス

*再診専門外来は4年目以降担当

研修の様子

 内科ローテーター専攻医、初期研修医に加え薬剤師、看護師等の多職種チームで、病棟診療を行っています。

病棟診療医チームによる病棟ラウンド
病棟診療医チームによる病棟ラウンド

病院見学について

 本プログラムの詳細について更にお知りになりたい方は教育研修部あるいは当科に遠慮なくお尋ねください。見学希望の方は教育研修部へご連絡ください。

取得可能な専門医資格

日本専門医機構内科専門医および膠原病・リウマチ領域専門医

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