放射線科：放射線治療

切らずにがんを治す放射線治療にピンポイントと短期化を加え、世界水準の治療を皆さんに提供しています。

当院では、患者さん一人一人の病状、体力や人生観に応じて治療法を検討します。治療指針は世界水準とし、国内指針も尊重します。
小線源治療（体内からの照射）は世界でも有数の実績を有していますが、高精度外部放射線治療にも力を入れ、すべてのがんに根治から緩和まで治療を提供致します。他科や他院との連携を大切にしながら、患者さんとの関係を第一に考えます。

当院ではがん患者さんの半数近くが放射線治療を受けています。この20年間に1万5千名の方が放射線治療を受けてきました。泌尿器、乳腺、頭頸部、消化器、呼吸器、婦人科、血液、皮膚・骨軟部、脳神経のほぼすべてが対象です。
特に前立腺、婦人科をはじめとした小線源治療の経験では国内トップの実績があり、他科連携が強力です。頭頸部、乳腺、食道、血液も歴史、経験はトップクラスです。高精度治療の要である強度変調放射線療法と画像ガイドをフルに活用し、定位照射を多くの方に活用しています。

新型リニアック2台、小線源治療装置2台、治療計画CTと多数の計画装置を有します。乳腺、前立腺、骨の治療期間を短縮化しています。
前立腺、肺、肝、脳への数回で済むピンポイント定位照射に加え、少数転移や骨転移、膵癌、 腎癌・副腎へのピンポイント照射も行っており、超短期治療には特に力を入れています。
赤外線による体表ガイドが可能となり、乳腺などの息止め照射をはじめ、多くの臓器に呼吸移動対策を加えた高精度外部照射を実施しています。

その痛み、諦めないでください！
骨転移等による痛みでお困りの患者さんには1回だけの照射でも骨転移巣の治療と疼痛緩和が可能になります。難治性のがん疼痛や転移による辛い症状については、緩和ケア科や骨転移外来を通じてご相談ください。放射線科では外来診療を毎日行っています。お困りのがん治療についてもお問い合わせ下さい。